前日のトムラウシ登山記録①の続き、トムラウシ登山記録その②になります。
トムラウシ公園手前からトムラウシ公園の景色
トムラウシ公園手前からトムラウシ公園の景色に感動しました。こんな2000mの標高にこんなラピュタのような世界があるなんてビックリですよ!トムラウシ登山者のブログとかをもちろん拝見して、綺麗そうだな!と思って来てみたかったのですが、もう、全然想像を超えてる世界が広がってました。
ここからはトムラウシ公園とその周りの景色になります。
前トム平から急な坂を下った所がトムラウシ公園です。
天気もよくて、この緑と岩と雪のコラボが最高なんです。



まだまだいくよ



遠くを見るとこの景色
トムラウシ公園のすごい岩
トムラウシ公園の公園って山の中ですよ!公園があること自体すごい。そしてこのだだっ広い中にボコボコとあちこちに散らばってる岩たちがすごいのよ!この写真で伝えきれていないのですが、標高1760m地点で、トムラウシ山頂上を目の前にものすごく広大な敷地に絶景が広がってました。
僕はめちゃめちゃ感動しました。
外国のどこか、世界遺産に来たような感じというより
地球上でない、どこか別世界の異次元に来たような感覚になりました。






そして誰もが目を引く巨大岩
緑が甲羅になってて亀さんにも見える岩

そして1時間位かな、このトムラウシ公園で写真と景色を楽しんでたら雲行きが急きょ悪くなっていく…。
トムラウシ登山 天候悪化
雲すごいな!とまだ登山経験が少なくこの雲がどういうもので、どういうことなのか全く気づきませんでした。全然晴れてるし…。


ただただ、雲がすごい!とだけ思ってました。



トムラウシ公園には1時間もいなかったです。日帰りだたので、時間も気にしてましたし、あと1時間ほどで山頂というのもあって早くいきたかったですし。
それが突然、ほんとに突然、少しづつ一気に天候がこんな風に変わっていきました。



気が付くと一瞬でガスまみれの曇り空

山の天気は一瞬で変わる。っていう言うでしょ。超快晴!だったのに、気が付くと全く違う天候になってました。本当にいつのまに???そんな感じです。


この辺りまでは写真も楽しんでましたが、ガスがハンパなくて、急遽写真どころではなくなってしまいました。
そして登山道も全くわからなくなり、知識、経験のない僕は、だだっ広いこの場所で一人孤立するかもしれないという、ものすごく不安と恐怖に襲われてしまいました。道もわからず、膝の痛みに自分が耐えれなくなったら動けなくなるという状況で本当にバカだったと思います。今もブログを書いてて恥ずかしすぎてすごく嫌な気持ちです。
このトムラウシ公園の手前でも進路を誤ってて、全く違う場所を頂上だと思い、全然関係のない岩を登ってました。
膝の痛みもハンパなくて、疲れも溜まってて、引き返すことが何度も頭をよぎったのですが、頂上まであともう少しで行きたい気持ちを抑えきれず、登ってしまいました。
トムラウシ公園が真っ暗に・・・
これ何もいじってない写真です。ほんと気が付くと真っ暗でした。

そして、山頂はもうすぐそこなんだから!思い、頂上に向かってしまいました。
この頂上からはガスで何の景色もありませんでした。それより数m先しか見えない中で下山するのが怖かったです。天候が変わるのを待つしかない。そう思っていたら、縦走してきた別の登山者が来て、
「ピストンで戻るなら、一緒に下山して欲しい」
そう言ってくれた登山者と出会いました。南アルプスと違って進路がわかりにくすぎて危険すぎる!そう言ってました。不安いっぱいの僕には願ってもないことで、ラッキーというよりは、僕は何かに守られてるような感覚を感じました。
大げさに聞こえるかも知れないですが、この人が救世主のように感じました。
下山1時間後、急遽大雨が降り出し、ビシャビシャになって下山することになりました。
これも雨が降ってては危険な岩場をすぎてから急にです。
僕は救われてました。全てがスレスレでした。
あと30分ほどで無事帰れる!そんな時に虹がキレイに出てくれました。
そして無事下山。
たくさん、色々反省しました。少し何かが違えばこのだだっ広い山の中で誰とも出会えずただ一人最悪の事態も考えられる1日だったと思います。トムラウシは多くの方が亡くなってる山です。今の時点でこんな装備もままならないまま行くべき山ではなかったです。
登山への向き合い方が、トムラウシで僕は一変しました。少しづつ準備を整えていこうと思います。トムラウシ登山から僕の登山が始まるような感覚があります。
全部ごめんなさい。全部ありがとうな1日でした。
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