神戸市の元町、南京町にある老祥記の豚まんをお母さんに送ってもらった。
これはめちゃくちゃおいしいです。
神戸に観光で訪れて南京町に行くことがあったらぜひ老祥記の豚まんは食べて下さい。おいしいので。
かなり小さいです。1個100円です。
ただ、めちゃくちゃ美味しいです。私が小学生の頃はたしか、1個50円だった。でもお味は確実においしくなってる。元々おいしかったけど、こんなにおいしい豚まんではなかった。
老祥記の豚まんの悲しい思い出
豚まんを送ってもらって昔を思い出した。
お母さんはこの老祥記でアルバイトをしてた。平日は、うどん屋さんで働き、日曜日はこの老祥記で働き1日5000円のお給料だった。
子供ながらに休みなく働いてるお母さんのことを思うといつも胸が苦しかった。何度も新聞配達したい、牛乳配達したいと話した記憶がある。中学校すら行きたくなく、小学校を卒業したらすぐに働きたいと思ってた。
当時のお店は、ガラス越しでお母さんの働いてる姿を見てた。あの頃から人気店でお母さんはアクセク働いてて、仕事が終わる16時頃に迎えにいってた。小学生2年生か、3年生だった。
そしてお母さんはいつも豚まんを2000円~3000円分買って仕事を終わる。
それがもう切なくて、悲しくて胸が張り裂けそうだった
なんで、こんなに1日頑張って働いて、給料の半分を豚まんに使うの?こんなに働いて、2500円しか残ってない。もう辛くて悲しくて当時たまらなかった。
masaru豚まん好きでおいしいって食べるやん。
そして帰りに道にお母さんのお友達がいるという洋食屋さんに寄って帰宅するというのがいつものことだった。
ここで当時は10歳に満たない子供だから、もちろんハンバーグ定食やエビフライ定食というのを食べたいのだけど、お母さんのことを思うと、とてもじゃないけど頼めない、780円。すごく覚えてる。
いつも380円のチキンライスを注文してた。
masaruはチキンライス好きやなぁ。
お母さんも食べてみ、美味しいで。
松本人志作詞のチキンライスって歌、あれ俺の歌やん。まぁそう思った。
そしていつも思ってた。
もう1000円しか残ってない。
なんか悲しくて辛くて、早く大人になって働きたくてしょうがなかった。私はお母さんを思う気持ちが異常に強いのですが、子供時代に、自分を捨てて、懸命に働いて育ててくれたお母さんの愛情が自分のベースにあって、
親のことを好きと思えて人生を生きれるということが、どれほど幸せなことかというのをこの歳になって強く思う。