僕には僕のお地蔵さんがあります。
僕が生まれる時はとても生まれるような状態ではなく、病院をたらい回しにされたそうです。
生まれてからも仮死状態で、突然息を吹き返し、奇跡の子だと病院では言われて、名前の「勝」というのもたくさんの方が調べてつけてくれたそうです。
とても強運な名前だそうで、ありがたい限りです(`・ω・´)
お母さんは近藤正臣が好きで僕は本当は「正臣」という名前だったそうです。全然シックリきませんw
高校生くらいの時に「あんたは死んどった子やねんで!」とお母さんから聞かされ、「姫路にあんたのお地蔵さんがある」とも聞かされてました。
何度も行ってみたいと会話に出てたのですが、行こうとすると何かが起こるという大なり小なり何か別の用事が出来て全く行くことが出来ず、ずっといきませんでした。
僕のお地蔵さんがある。
ということだけで、行かない方がいいのかな。と暗黙の何かが親子の間であった感じでした。
姫路 八家地蔵(やかじぞう)
そして僕が生まれてから42年後。やっと姫路の八家地蔵に行くことが出来ました。広島の厳島神社に向かう途中、寄るだけだし、行こう!とお母さんを誘い、お母さんも40年前の場所でかなり迷いましたが何とかたどり着けました。
僕は言葉で表現できない思いになりました。
生と死を同時に感じるような初めての感覚でした。
お母さんの当時の僕を授かりたいという強い思いを身体中で感じてしまいました。
この子授け地蔵があって僕が生まれたのかどうかはわかりませんが、僕には八家地蔵がとんでもない場所でした。時間が止まってる感じです。自分に霊的なものを感じる感じです。指の先からオーラを出せそうな透き通った感覚になりました。
写真は控えときますが、この横に、たくさんの小さなお地蔵さんがありました。僕のお地蔵さんもどこかにあるはずです。
正直ここ、写真撮るのも怖かった
僕は生まれなかったはずなのに、お母さんだけが、どうしても授かりたいという強い思いで、この姫路の子授け地蔵まで来てお地蔵さんを用意してくれ、今の僕の命があると思うと言葉では言い表せない思いになります。
「いつか行きたいねんけど…」お母さんに何度も話したこの言葉を迎えることが出来てよかったです。