2021年11月1日
ビビが死んでしまった。14歳と6か月
あともう1ヵ月、あともう半年でも生きてくれてたらとかでなく、ずっと一緒がよかった。
楽しい時間をもっと過ごせばよかったとか、もっと思い出を作ればよかったとかそういうことでなく、ずっと一緒がよかった。
ビビは、いつも感情いっぱいだった。
食べたい、美味しい、遊びたい、散歩行きたい、僕の友達が好きで会うといつもうれしょんする。なのにおとなしくてずっとわからなかったけど常に癒されて一緒にいたんだと思う。
ビビと約15年、ずっと一緒に生きてきたことをこんなに実感するとは思わなかった。
いなくなって気づくことってよくあることだけど、いつからか、いつの間にかわからないけど、ビビがいなくなって初めてビビとセットで自分だったんだっていうことを実感した。この感情や思いは言葉にない。
日本全国と言っていいほど北海道から九州までビビを連れまわして過ごしてきた。
宮崎では散歩中に暑さでのたうちまわったこともあったし、北海道では雪に埋もれてあるけなくなったこともあった。
飛行機、電車、車に船にも乗せた。
そして引っ越しの度にトイレがわからず毎回困らせた。
何度ホテルに預けたかもわからないし、ペットホテルから預かると2.3日ご飯たべないようなこともあった。好き放題に生きてた自分に申し訳なさがとまらない。
ビビは自分との人生が9割で僕の為だけに存在してたかのようだった。
トイレやお風呂から出るといつもドア前で待ってて、出かけると玄関までくる。寝る時はベッドの下で寝るし、朝起きると一緒に起きてくる。僕が寝るのを確認してから寝るような時期もあった。いつもいつも僕のいる場所、僕の行動を確認して生きてた。
そんな15年の間にビビとの楽しい時間や何気ない時間がたくさんあるのだけど、この15年の間に、ビビのことを大切にできなかった時間っていうのがあって思い出すと涙が溢れてくる。本当にごめん。特にこの2年ほど、朝はご飯をあげたらすぐに出て行って、家に帰ったらご飯をあげてトイレ掃除をするだけ。僕は最低限のめんどうをみてるだけだった。
なんていうか、ビビは可愛かった。
ビビよりかわいい犬いるのかな… 飼い主だから思うことだけど、本当にそう思ってた。
大きさというかサイズ感、形というか、そういうこともだけど、ビビが持ってる雰囲気や空気感だったり、ビビのあの感じがこの15年の間に自分に浸透してたんだなって思う。
ビビはいつもどこか一部触れていたいのに、べったりするのは嫌いで、かまって欲しいのにツンデレだし、必ず見える位置にいるのに距離を保ってることも多かった。いつもいつも僕の行動、僕の存在を気にしてた。
今日で20日過ぎて、色々な時間を思い出すけど、もう会うことは出来ない。
なんていうか、ビビは自分だった
何年前とか何歳とか関係なくビビはずっとビビだった
ありがとう